好きは主体的なもの、似合うは客観的なもの。明確に違いますね。
全てぴったし一致していたらラッキーですが、そのような方はレアだと思います。
とても好きなものがあって、それが人生を幸せにするのであれば身につけるべきです。
「今日は似合う服で決めよう!」「今日は好きなものを着よう〜」
あるいは混ぜてみても良いと思います。好きなものの選び方も、似合うを知る前とは変わってきますよ。
似合う要素とあなた自身の魅力は、お友達だということも覚えておいていただきたい。仲良しを身につけていると、人から見て心地よいのです。ちょっとずつトライして褒められたりして、似合うも好きの内になっていったら素敵ですね。
芸能人は「魅せる」プロです。プロのヘアメイクとスタイリング、演技を用いて、求められた姿に仕上げています。
事務所の方針や仕事の都合で、キャラクターや衣装の方向性が変わることも多いので、自分のためだけのロールモデルとしては参考になりません。
PD分析時に、芸能人の名前をいくつか挙げますから、それをタイプごとの参考とする程度に留めていただきたいです。
日々お客様の個性と向き合うコンサルタントとしては、芸能人といえど、お客様一人一人の持つパーソナルな魅力を全て持ち、かつ超えてくるような芸能人などいないだろう、というのも本音です。
当日は気楽に「普段通り」の服装でいらしてください。スカート、パンツ、どちらでも良いです。髪型も、普段巻いている方はそのようにしてきていただいて構いません。その日の服装が診断結果を左右することはありません。
お召しになっているものが結果としてお似合いでも、似合うものとは異なる性質のものだったとしても、私はその私服をお客様の好み、あるいは着心地の良いものや選びやすいもの、と捉えます。
普段着と似合うもののギャップが少なければ、「もっとレベルアップするには」というアドバイスができますし、それなりにギャップがあれば「どのように似合うを楽しんでいくか」という部分からお話しできます。
普段通り、または好きな格好でいらっしゃると、より具体的で実用的なアドバイスを聞けると思います。
時々、最後に「あえていつもと違う格好で来たんです」と仰る方がいらっしゃいます。それはそれで構わないのですが、特にお得なことはありません。
基本的に2番目に似合うシーズン(いわゆるセカンド)を伝えることはありません。
似合うシーズンを2つ知っているよりも、1番似合うシーズンの色が、なぜ自分の魅力を引き立てるのかを理解することの方が大切だと考えています。
結果に幅を持たせるのではなく、今一度自分の魅力に集中しましょう。
色相、彩度、明度、3つの要素と自分の魅力をリンクさせ、理解に奥行きを作る方が、より楽しく、簡単に色を選べるようになると思います。
オウカフルでは16歳以降の診断を推奨しています。
お受験等に備えて、幼児のパーソナルカラー診断を行うことも可能ですが、パーソナルデザインの診断は大きくなってからにいたしましょう。
似合うを謳歌する前に、好きを謳歌する期間があることも大切かと思います。
ご本人が似合うと好きを冷静に分析できるようになり、時には好きを優先する余裕や、内なる個性が育ってから受けることで、より一層理解が深まるでしょう。


